JR脱線事故に想う国民の“健康”と“生命”
「国鉄時代は安全第一主義だった。
しかし、JRとなってから、“営利”第一となった」
昨日のテレビ番組で、ある評論家がそう言っていた。
・・・・・JR福知山線と並行するように、私鉄が走り、
“客取り合戦”を繰り広げてきたそうだ。
JRの売りは“早さ”だったそうだ・・・
彼はさらに言う。
「今回の事故では、JRだけでなく、日本すべての鉄道会社が
反省する必要がある」と。
本当に、反省すべきなのは、鉄道会社だけではない、
ありとあらゆる企業や法人、団体、とくに、人の命とかかわりのあるところは、
反省すべきだ。
経済優先のために切り捨てられてきた国民の健康
◆利益第一主義の医療を否定して、
子どもがほんとうに治る医療を目指して
大きな病院をやめ、
小さな小児科医院を開業された真弓定夫先生は書く。
「私から見ると(戦後、昭和30年からの)この40年は
日本の国政が国民の健康を切り捨て、
何よりも経済性を優先させ続けてきた
時代のように思われるのです。
というのも、日本の医療は、薬、検査、手術といった
ものを点数に換算して診療報酬とする
形で進められてきました。
国民の病気に対する対応も、まさに経済性を中心に
進められてきた、と言っても過言ではありません」
(『自然流育児教室』より抜粋)
―ぼくの父と母は同じ病院でほぼ同時期に亡くなった。
そもそもの発端は父への重大な医療ミスであった。
病院の営利第一主義に殺されたと、今でも、
半ば思っている。
◆お金が一番の世の中、
こう考えると、
自分たちの“生命”と“健康”は、できうる限り
自分たちで守らなければならないのかもしれない
あくまで、できうる限り・・・なのだが。
・・・・今回の事故で亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
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