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June 16, 2005

土から離れてダメになった日本人②


もちろん、農業に“土”はつきものである。
しかし、農薬で汚染された“土”は、
ダグラス・ファー氏の言う“土”とはいえない。

ぼくは地元の市民農園を申し込んでいて
順番が回ってきたのだが、
農薬に汚染されていることを知り、
やめてしまったことがある。


庭やベランダなどで行うガーデニング・園芸は、
その規模にもよるのだろうが、
ほんとうに土に触れているといえるだろうか
(ただベランダでも、やらないよりはいいだろう。
自分もそこから始めてみたいとは思っている)。


“土”の上を歩くという方法もあるのだろうが、
特に都会では“土”の道があまりない。
あっても、靴底が化学物質で“土”と遮断されてしまう
(ただ、それでもできるだけ歩いた方がいいだろう)。
裸足で歩くのは、ガラスの破片などが怖くてできない。


だから、かの養老猛司氏も言っているように、
時折、田舎に行き自然農法などを体験したり、
森林の中で遊ぶのはとてもいいことなのだろう

(うちの近所でも、有機農法をされている農家があって、
年に1,2回子供とともに芋ほりをさせて
いただくことがあるが素晴らしい体験である)。

                   (次回の記事に続く)

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Comments

土から離れてしまうと、矢張り駄目になるように思いますね。都会のマンション暮らしでは、土は自然とのパイプ役のようです。

ベランダに砂利を入れ土を入れ、木を植え草花を植え、時々土の感触を楽しみ、訪れる野鳥の囀りに心和むひと時を過ごす。
「ゆすらうめ」の実が赤く色付きました。

ささやかな、自然との触れ合いです。
先日のどくだみは根付いたようです。
元気に白い花を咲かせています。

Posted by: raku-sa /sawa | June 17, 2005 02:53 AM

休みに大勢で(子どもは10人以上)田舎に行って、
子どもは子ども、大人は大人で、
めいっぱい自然を楽しむ。
そんなことができたらな〜と考えてます。

うちのベランダも植木鉢がいっぱいあります。
小さい池もあります。
少しは心がなごむかな〜。

Posted by: こぞう | June 17, 2005 02:15 PM

raku-sa /sawa さん
素晴らしいですね。
根付いたドクダミが目に浮かぶようです。

最近、屋上の緑が話題になっていますが、
raku-saさんの書かれているように、都会暮らしで、自然とのパイプ役を果たしてくれる唯一のものが土なのかもしれませんね。土がなければ、植物も育たないし、鳥もこないです。

 私は、全国のすべてのアスファルトを引きはがしてもらいたいと思ってるくらいです。
 土でも水はけのよい道路、土でも車が通りやすい道路など、土を閉ざさないという視点で研究開発が進まないものでしょうか

Posted by: モモタロウ | June 17, 2005 03:08 PM

こぞうさん
「休みに大勢で(子どもは10人以上)田舎に行って、子どもは子ども、大人は大人で、
めいっぱい自然を楽しむ。
そんなことができたらな〜と考えてます。」
いいですね。中には、そういったグループで、そのまま田舎に引っ越してしまった人もいるそうです。

「うちのベランダも植木鉢がいっぱいあります。
小さい池もあります。
少しは心がなごむかな〜。」
ベランダに池まであるんですか。
こぞうさんのブログのほのぼのした感じは、ベランダにあるのかもしれませんね。


Posted by: モモタロウ | June 17, 2005 03:16 PM

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