現代医療―遠藤周作さん順子さんの願い②
遠藤順子著『夫の宿題』より
一人の患者の病と立ち向かうということは、その魂にまで手をつっこむことでもあります。その意味で医者の仕事は、小説家の仕事や信者の告解をきく神父の仕事とも、共通する部分があると主人(※筆者注 遠藤周作氏)も常々申しておりました。
そのような観点に立てば患者は医師にとって、自分たちの医療技術を向上させる様々な知識を与えてくれる師であるばかりか、同時に「人間とは」ということを教えてくれる師でもあるわけです。
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