地球のために自分が健康になる!?
養生、私に出ずれば、則ち養翻って害を招き、
公に出ずれば、則ち養実に養を成す。
公私の差は毫髪にあり 『言志耋録』より
[訳文]
養生は、わが身かわいさという私心から出ると、
却って害を招くことになり、国のため、世のために
わが身を大切にするという公の心から出れば、
その養生が本当の養生になる。
この公と私の違いは、極く僅かの所にあるのだから、
よく注意する必要がある。 ( 川上正光訳)
「公私の差は毫髪にあり」の“極く僅かの所”とは“心の持ち方”ということであろう。
僕は、もともと、「人間は地球の一部なのだから、自分という人間を健康にすることは、地球をより健康にすること、よりよくすること」につながると考えていた。
『言志四録』を書かれた佐藤一斎先生は、この文ではつまり、そういった“公の心”を持てば、本当の養生になると書かれているのだろう。嬉しい限りである。
今、病気がちで、世のため人のために何も役に立つことができていないという方は、何も嘆く必要はない。世のため地球のため病気を治すのだ健康になるのだという“心”さえ持って治療に当たれば、それはすなわち、世のため地球のためになっているのである。しかも回復もより早くなるということであろう。
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Comments
地球のために自分が健康になる!
いいですね〜。
外へ外へと解放されていく気がします。
心の病になるとどうも内へ内へとベクトルが向かってしまうので、
気をつけたいと思います。
内へ向かうというのは、かなりエネルギーを消費するようです。
もったいないですね〜(^^;
Posted by: こぞう | August 03, 2005 12:53 AM
モモタロウさま
こんにちは!勇気をもらった記事なのでわたしのブログでご紹介させていただきました。
事後承諾でスミマセン。
ありがとうございました!
Posted by: ぢゅん | August 05, 2005 11:58 AM
こぞうさん
[外へ外へと解放されていく気がします。
心の病になるとどうも内へ内へとベクトルが向かってしまうので、
気をつけたいと思います。]
そういうように、受け取ってくれると、有り難いです。
「心の病」を治すことも、結果的に地球のためになることだと思います。
そこら辺のことは、記事に書こうと思っていたのですが。
[内へ向かうというのは、かなりエネルギーを消費するようです。
もったいないですね〜(^^;]
子育てが大変なときだから、大変ですよねえ。お互い、自分をせめずにできるだけのんびりとやっていきましょう!
Posted by: モモタロウ | August 10, 2005 11:46 AM
ぢゅんさん
いつもコメントへのお返事遅れてすみません。
「勇気をもらった記事なので」
そう書いていただけるだけで、
ぎゃくに僕が「勇気」をもらいました。
ありがとうございました!
Posted by: モモタロウ | August 16, 2005 11:06 PM