子どもの空想を大切にしたい
ぼくは、小学校3,4年生の頃から大学生の半ばまで
整体協会(一般的に野口整体と言われているようだ)
に通っていました。
当時、何も知らずに通っていましたが、
今は、すばらしいところにご縁をいただいて
いたのだなあと感謝しています。
野口整体といえば、数ある日本の代替医療の中でも
燦然と輝き、重きをなしている存在といえます。
その独創性は現在でも光っています。
その創始者が、野口晴哉氏。
もう亡くなられていますが、
ぼくはおよそ30年前、
この大先生からも、治療を受けました。
(野口晴哉氏の跡取りである息子さんが
担当で、晴哉氏は毎回、
見回りにきてくれていました)
近年は野口氏が書いた
「整体入門」(ちくま文庫)という
本がベストセラーになっています。
また、健康面ばかりでなく、
育児や子どもの教育についても、
独特な意見をもち、
その本は今でも出版されています。
(整体協会のサイトを参考にしてください。
ここでは、氏の『叱言以前』という本より、
独特な子育て論の一部を紹介しましょう。
五に五を足すと十になることを知った人間は
五と五で三百にすることを空想出来ないのも
止むを得ないが、
その故に五と五で三百にする空想を
嘲ってはならない。
ラジオも電燈もこの空想によって
実現したのだ。
理屈を押しつけて過去の知識で
その空想を殺す前に、
子供達の空想を育てることを考えねばならぬ。
夢をもっているものは
七転びしても八起きする。
新しい世界はその空想によってもたらされる。
※尚、“もう1つのモモタロウ(コラムDEキビダンゴ)”では、
「空想」について、
“お話じゃないような、ちょっとしたお話”を作りました。
一応、ご参考までに・・・。
The comments to this entry are closed.
Comments
整体のお話、ありがとうございます〜♪
野口先生の言葉、素敵ですね(*^^*ノ
きっと子ども達を、暖かい眼差しで見つめてこられた方だったのでしょうね〜。
五と五で三百、、、子どもの発想って、ぶっとんでいたりするけど、枠にはまっていない、すごくスケールが大きいってことなのかも!
夢をもった子どもの目は、きっとキラキラしていますね(★▽★
夢って強さでもあるんだ〜♪
なんとなく、スピッツの「ロビンソン」のメロディーを口ずさみたくなりました♪
♪大きな力で空に浮かべたら、ルララ宇宙の風に乗る〜〜
Posted by: こぞう | June 21, 2006 02:55 AM
こぞうさん
こちらこそ、こぞうさんのおかげで
野口先生のことを思い出せて
よかったです。ありがとうございます。
やはり、野口晴哉さんは、日本が誇るべき
偉大な人物の1人だと思いますね。
診察を受けていたときは、ただのじいさんにしか
見えなかったのですが。。。
ぜひ、機会があったら、教育関係の本も
読まれるといいと思います。
やはり、“空想”はとかく、日本では役に立たぬと思われがちですが、戦前戦中に、そういうことを言ったのは実に画期的なことです。
そして、今でも、日本人に必要だけど欠けていることと思います。
Posted by: モモタロウ | June 24, 2006 11:17 AM