生命を害わないために日本人には日本人にあった生き方がある
「コラムDEキビダンゴ」を上記のタイトルで
書き換えました。
地球上には、北極から南極までさまざまな気候・自然がある。
そして、その気候・自然にあった生き方がある。
冷房・暖房で、日本の四季をなくしてしまうなんて、
もっとも、日本人の体にも心にもよくない生き方だと思います。
※8月27日(日)に「コラムDEキビダンゴ!」都合で閉鎖しましたので、
下記に記させていただきます。
生命を害わないために日本人には日本人にあった生き方がある
(1)原住民の文化に無闇に西洋医学を入れると、村そのものが崩壊する
アマゾンの原住民の中では、いまだシャーマンが祈祷で病を癒している部落もあるそうです。
それで、実際に、多くの病が治ってしまっている。昔からそうやってきたのです。
それが、西洋医学の医師が無闇に、その部落で治療をしてしまうと、
シャーマンによる治療がきかなくなってしまう。そして、みんな、そちらに行ってしまう。西洋医学の治療の方が即効性がありますから・・・。
そして、シャーマンによる治療が効かなくなるだけではなく、その部落全体、文化そのものが崩壊してしまうそうです。求心力を失ってしまうせいでしょう。
(2)自分たちの価値観を押し付ける欧米人たち
だから、心ある医師は、慎重にその部落に西洋の医療を取り入れるそうです。たとえば、シャーマンによる治療が苦手な病とか、命が今にも危ない人だけを助けるとか。
ところが、西洋医学を無闇におしつけるばかりか、森を破壊し、畑にするなど開発して部落そのものを無くしてしまう人たちがいるのです。その欧米人は、そんなジャングルの部落にすまなくったって、われわれと共に都会に出ればいいだろうといいます。つまり、西欧人の価値観の中で生きるべきだというのです。
(3)原住民たちには、親子の殺し合いなどない
西欧文明の方が正しい、アマゾンの一部落の文化の方が間違っているなんて、誰がいえるでしょうか。神と交信し、ジャングルに死者がいる、動物たちと会話を交わしている原住民がいて、それらは真実ではないと誰がいえるのでしょうか。NASAが開発している宇宙こそがほんとうだなんて、誰がいえますか?その証拠に、欧米では親子が殺しあったり、人間同士の残酷極まりない、アマゾンの部落では信じられないような殺戮が行われている。
(4)戦後アメリカの食文化を押し付けられた日本人
「身土不二」という考え方があります。人間はその土地で採れたその土地の食べ物を食べるべきだというものです。現に、そういう食事に戻すことによって、ガンなどの病を治した日本人はたくさんいます。私は、「身土不二」は真理だと思います。自然に則っているからです。ところが、戦後、小麦が余っていたアメリカは、敗戦国の日本にパン食を強引に押し付けたのです。米食の日本人にパン食を普及させることによって、余っていた小麦の在庫をはけさせるとともに、莫大な利益をあげるためです。
パン食を中心とした欧米の食文化を、日本人は自分たちの体質に合わないのに押し付けられ、その結果、アレルギーなどさまざまな病気が引き起こされたという医療者は、何人もいます。
(5)“生命”を守るために、あらゆる文化を取り戻さなくてはならない
食とは文化です。食文化はその民族の根幹にあるものであり、その土地の気候風土(自然)にあった食べ物があるのです。今、意識して日本本来の、その土地ならではの食を取り戻さなくてはなりません。
それは、食べ物ばかりではありません。日本のあらゆる文化にいえることです。すべて戻すことは不可能です。現実的ではないでしょう。食べ物がそうであるように、もう一度、“生命”という視点に立って、われわれの生活を見直してみましょう。
“生命を損なわない”“生命を保つ”“生命を生かす”ために、その民族が暮らす気候風土にあった、その土地に生まれた民族にはその民族にあった“生き方”というのがあってしかるべきなのです。
The comments to this entry are closed.
Comments