混合診療になるのを米保険が狙っている!
構造改革を推進していく中で、
日本の医療への「市場原理」の導入が
検討されています。
それが、保険外診療であるさまざまな代替医療と
保険診療を組み合わせて
治療をすることを可能にする「混合診療」です。
患者にとっては、とても便利なようであっても、
注意してその議論の行く末を見ていなければならないようです。
「ソ連解体」「日本のバブル崩壊」など
次々と予測を当てている
インドの経済学者、ラビ・バトラ氏は
郵政民営化の裏にはアメリカの圧力があった。
とくに、アメリカの保険業界が熱心だったことを書いた上で、
こう記述しています。
むろん、米保険業界の野望はこんなものではない。簡保の次のターゲットは、日本の健康保険分野だという。日本の医療に大幅な混合診療を認めさせ、保険外診療のほうに高度医療を担わせる。治療費は高額になるが、それを民間保険の対象にして米保険業界が一手に扱う―そんな構図が見えてくる。新しい保険市場の創出だ。『ラビ・バトラ緊急予告 日本国破産のシナリオ』(あ・うん刊)P.53より
アメリカでは民間の保険に入っているか否かで、
受けられる医療の質がまったく違ってしまうようです。
つまり、保険にも入れないお金のない人は、
医療機関や治療法の選択が大幅に狭まってしまうのです。
アメリカの医療のあり方をそのまま日本にもってきたら
大変なことになってしまうでしょう。
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