病とは生命力を回復するための手段
現代における“健康”という概念も、問題だと思います。
「病でない状態」を健康であるととらえがちです。
ほんとうに、そうなのでしょうか。
多くの場合、健康でない状態を、熱が出ていたり、
咳が出ていたり、腫瘍があったり・・・と、
見た目で判断します。そこには、苦痛も伴うでしょう。
しかし、見た目にも、また苦痛をそれほど感じられなくても、
不健康な人は大勢いるのです。
その見た目に病気が見える人と、見た目に病気が見えない人の
どちらがより正常に近い状態であるのか、ほんとうはわからないと思うのです。
現代人の「健康である」という概念は「病がない-病が見えない」と
とらえがちです。ほんとうは違うはずなのですが。
そこで、提案するのは人間の肉体を
「生命」という概念でとらえるのです。
当たり前のことなのですが、現代社会では
抜け落ちているような気がしてなりません。
人間の「生命」が正常な状態であるか、どうか。
別の表現をすれば「生命力があるか、否か・・・」。
そうすると、たとえ、病の症状、たとえば、熱、咳、湿疹、腹痛・・・
等が出ていても、いやむしろ、だからこそ、「生命は健全」であるとも
いえるのです。
逆に、「生命力がない」がゆえに、熱、咳、湿疹、腹痛・・・
などの「症状が出せない‐病気が見えない」ということが大いに
ありうるのです。
というより、はっきりと、「病とは生命力を回復する手段」
であると、私は認識しています。
ただし、その「生命」とは、「人間の肉体」とだけとらえていては
わからない。
「生命」とは、ホリスティック医学でとらえる人間の姿、
「ボディー(体)」の中に「マインド(心)」があり、
さらにその中に「ソウル(魂)」がある、
そういう、とらえかたをしない限り、
「病とは生命力を回復する手段」であることは
わかりずらいと思います。
肉体の病とよばれる症状は、肉体ばかりか「心を正常にする」
機能がある。
そして、心の病と呼ばれるものは、肉体や心ばかりか、
「魂を正常にする」働きがある。
「ソウル」を根本とした「マインド」「ボディー」の
総合体を「生命」ととらえるなら、
病はその「ソウル」を回復させる手段
-「生命を回復する手段」ともいえるのです。
(説明不足であるとともに、分かりにくいかもしれませんが、
このことは、これからもおいおい書いていきたいと思います)
The comments to this entry are closed.
Comments
どっこも悪くなくても、虚ろな目をした人や
未来を見ることなく、目先のことに当り散らして自暴自棄になる人や・・・
ドクターが、『病』の印籠を渡してくれない病ほど、手ごわいものは、ないですのう
心の闇・・・
ちと前の日記にありましたなぁ・・・
病にかかることで、学びを得て、その後の人生が豊かになる・・・
病にかかっておるのに、気がつかない人の生命のレベル・・・
ここを上げていかねば、世の中の惨劇は避けられんよのう・・・
と、ひとりぼやいていくべ・・・
Posted by: 弥々 | September 10, 2006 09:25 PM
実感と勉強に基づく文章、奥が深いですね。お会いするたびに勉強になります。またいろいろ教えてくださいね(^_^)
Posted by: 石原 | September 12, 2006 02:51 PM
弥々さん
「どっこも悪くなくても、虚ろな目をした人や
未来を見ることなく、目先のことに当り散らして自暴自棄になる人や・・・」
まさに、生命力がないということは、そういうことでもありますね。この弥々さんの言葉で思い出すのは、ニートなどの若者です。ほんとうに働く場がないだけなのでしょうか・・・。働きたくても働けないというのは、生命が正常な状態ではないということを示しているのに他ならないと思います。
「病にかかっておるのに、気がつかない人の生命のレベル・・・」
ここをあげていく、必要があるのでしょうね。
Posted by: モモタロウ | September 13, 2006 11:11 PM
石原さん
コメント、ありがとうございます。
それから、両日はお世話になりました。
こちらこそ、学ばせていただいております。
石原さんの実績、たいしたものですね。
これからも、よろしくお願いします。
Posted by: モモタロウ | September 13, 2006 11:16 PM
モモタロウさん、お元気ですか?
<「生命」とは、ホリスティック医学でとらえる人間の姿、
「ボディー(体)」の中に「マインド(心)」があり、
さらにその中に「ソウル(魂)」がある>
・・・・
そう考えていけば、納得いくことが多々ありますね。
難しいことも易しく解かし整理してくださる・・
有難うございます。
ところで、我家のパソコンは、言うことを余り忠実には聞いてくれません。主の未熟を見抜いてるのでしょうか。拒否反応を示して時々、いえしばしば、私を困らせます。
Posted by: raku-sa | September 30, 2006 10:19 AM
「いつも体調が悪い人」と見られてる私は
本当はめちゃめちゃ正常な体なんだと思うよ。
生命力があるから自力で戻そうとする力が強いだけ。
だって、有り余るほど覇気があるしーーーー。
ということで、トラックバックさせていただきました。
Posted by: mayu | October 02, 2006 11:01 AM
raku-saさん
ありがとうございます。
パソコンを修理して以来、このブログを
どう書いていこうか、考えておりまして、
書かない(書けない?)でいます。
「難しいことも易しく解かし整理してくださる・・」
実は、この記事を書いていて、その反対を感じまして、
少しコンプレックスを感じています。
もっとわかりやすく書けるかなと思っていたのが
容易に書けないことが分かりました。
やはり、少なくともエネルギーをかなりかけないと、
それなりのものしか
(自分の場合)できないのだと自覚しております。
私も、どうもパソコンが思うように動いてくれず、
困ることが多いです。パソコンの方から、
「ここはこうなのだよ」と語りかけてくれれば、
いいのですが・・・。“ヘルプ”を読んでも
ちっともわかりません。
ただ、パソコンは上手に利用できれば、
今の時代に主体的に生きるには実にいいものだと、
認識しているので、自分のレベルでそれなりに
使えるようにはなりたいと思います。
Posted by: モモタロウ | October 02, 2006 10:55 PM
mayuさん
ぼくが思想のベースにおいている
宗教家、自然農法の創始者の岡田茂吉は、
第1種健康体は、まったく浄化(病気)のない人(めったにいない)。
第2種健康体は、体力(生命力)があがゆえ、浄化(病気)が頻繁にある人。
第3種健康体は、体力(生命力)劣弱のため浄化(病気)できない、またあっても微弱な人。
mayuさんは、生命力あふれる「第2種健康体」なのでしょうね!
トラックバック、ありがとうございます!
Posted by: モモタロウ | October 02, 2006 11:04 PM