休薬日で自然と出会う
お酒を休む日を
休肝日といいますが、
毎日、薬を飲んでいる人は、薬を休むことに
よる休肝日というものを作ってみるのも
いいのではないでしょうか。
薬というものは、お酒同様、
肝臓などで吸収されますからね。
でも、それではお酒と区別がつかないので
仮に「休薬日」と名づけましょう。
「休薬日」の効能は「自然と出会える」こと。
薬を休むとアウトドアに行きやすいとか、
もちろん、そんなことではありません。
自分の体という「自然」に出会えるのです。
だいたい、「病の症状」は人間に備わった
「自然」なのです。もっと、簡略化すれば
「病とは自然現象なのです」。
それは、風が吹いたり、雨が降ったり、日が照るのと
同じこと。
人間は病の原因を自分で作るかもしれませんが、
人工的に、病を起こしているわけではありませんからね。
だから、「病の症状を止めない」ということは、
「病という自然と出会うこと」なのです。
頭が痛い、咳が出る、熱が出てぼーっとしている・・・。
そういう「自然現象」をかみしめてみるために、
そんなとき、すぐに薬を飲んでしまう人、
いつも、なんらかの病で症状を抑えているという人は
ためしに、薬を1回飲むのをやめてみる、
薬を減らしてみるのはいかがでしょうか。
ただ、病によっては非常に危険だったり、
そうすることによって悪化してしまう場合も
あるかもしれない(実は、悪化ではないと思うのですが、
それは別の機会に・・・)
だから、臨機応変に、自分の体の声を聴きながら
自分で責任をもってやるべきでしょう。
すると、なにを得られるのか・・・。
「自分の体という大自然の中に
入り込める」のです。
つまり、何か症状が出た場合、
きのう食べ過ぎたからこうなったのではないか
体が冷えたからではないか、とか、
自分の体を見つめることができる。
この体とは薬でコントロール
された体ではなく、
ありのままの自然な体なのです。
自然の一部としてのヒトの体なのです。
(あくまで行う人と病によってですが)
「休薬日」、無理のない範囲でためしてみる
価値はあると思います。
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Comments
はじめまして。
mayuさんのブログ「ゆるっと、しゃきっと」からこちらを知りました。
「病は自然現象」、私も全く同感です。
私の持病はアトピーです。今はすっかり良くなって、薬と縁を切ってかれこれ12年になります。
アトピーの湿疹や痒みもそうですが、咳、痰、頭痛、嘔吐、腫瘍でさえも、必要があるから出ているのですよね。
人間の身体には素晴らしい機能が備わっているのに、医者さえもそれを分かっていない。ちょっとした風邪でもすぐに咳止めや解熱剤を処方するし、花粉症に内服ステロイドを出す医師の多いこと!
私に言わせりゃ、「放っときゃ治る」レベルなのに、患者サイドもすぐに薬に頼る・・・。
もっと自分の身体に入れるもの(=食物や薬)について、真剣に考えてほしいなーと、いつも思っています。
良かったら私のブログも覗いてみて下さいね~。
うちの実家は理髪店ですが、店名は「桃太郎」なんですよ(^^)
Posted by: めりはり | September 04, 2006 09:12 AM
お、こんなところにめりはりさんが(笑)
気候の影響をもろに受けてしまう私の体は
薬でどうにかなるという問題ではないのだけど、
(どうにかしなきゃいけないことじゃないし)
「そこまで我慢しなくても」とよく言われます。
別に我慢してるわけじゃないんだけど、
うまく説明できないんだよね。私の言葉では。
薬を飲む前に、もっとやることあるんじゃないかな。
薬の出番は、努力してもどうしようもない時、
命の危険がある時だけにしたいよね。
Posted by: mayu | September 04, 2006 09:40 AM
こちらこそ、はじめまして。
mayuさんのお宅から、ご訪問ありがとうございます。
「薬と縁を切ってかれこれ12年になります。」
すごいですね。今度、その秘訣をお伺いしたいと思います。
(「めりはりさん」のブログに書かれているのかな?訪問楽しみです)
「人間の身体には素晴らしい機能が備わっているのに、医者さえもそれを分かっていない。ちょっとした風邪でもすぐに咳止めや解熱剤を処方するし、花粉症に内服ステロイドを出す医師の多いこと!」
そうですよね。なにより素晴らしい機能がある。それを利用しない手はありませんよね。
もしかしたら、医者は治らないのわかっていて、薬出しているのかもしれません。というのは、昨日、あるガンの患者の学会に参加したのです。すると、医者の方では、「抗がん剤は治らない」「抗がん剤は、新たながんの原因になる」ということを知っていて、抗がん剤を出しているのです。なぜかというと、「病院経営が成り立たないから」なのです。そう答えたそうですよ。何人も・・・。
理髪店、「桃太郎」ですか、私の場合、正確には「百太郎」なのですが、なにかとってもご縁を感じます。
はやく、めりはりさんのところ、ご訪問しなくちゃ・・・。
Posted by: モモタロウ | September 05, 2006 09:29 AM
mayuさん
「気候の影響をもろに受けてしまう」
きついですね・・・。発症のパターンは少し違うでしょうが、よくわかります。私も、そうですから。
春と秋に、ともに3ヶ月ほど、発作が出っ放しになってしまう。そうすると、夜もおまけに昼もということが多いですから、夏や冬にとまっても、体力がぜんぜん落ちてしまって1ヶ月は“リハビリ期間”のようなもの。すると、ほぼ1年間、使い物にならないのですよ。たとえ、自由業でも、仕事なんか、まともにできるわけがない(ひどいときは、何をやっても駄目なんですね)。
去年、秋、その発作の真っ只中に、主治医(西洋医学と代替療法の併用)のところに、いったとき、それまでは薬を処方しないことが当たり前だったのに、その日は、このまま死ぬか(もしくは、生きながら死んだように暮らすか)、QOL(生活の質)を高めて「生きる」かという選択を迫られたのです。そうすると、子どもも小さいのが2人いますし、死ぬわけにはいかない。
そこで、最低限の薬を使用するようになったのです。
ただ、自然治癒でも、たしかに一時は急激にその後は少しずつよくなっていた。だから、その点の確信はあるわけです。しかし、「時(とき)―タイミングとよくなるスピード、長さ」が問題だったのです。
ただ、まったくあきらめたわけじゃなく、いったん“陣”を引いて別の戦法で挑もうと、いうことでもあります。
だから、自分では我慢していなくても、人から我慢しているといわれる状態、その“つらさ”、そして、その“価値”は、なみの人間よりわかっているつもりです。
(長くなりました。つい、熱くなるテーマです。)
Posted by: モモタロウ | September 05, 2006 09:50 AM
関係ないところへ返信してすみません。
楽天みたくBBSってないんですかね?
国家神道を精神的支柱とした太平洋戦争とインドの独立運動。
共に欧米列強の圧力にたいする東洋諸国の反応と見れば、インドのほうが大人でしたね。
ガンジーさんの無抵抗主義は、精神において限りなく抵抗しています。
やっぱし日本は孤立したぼんぼん育ちだったんですよ。
Posted by: 梵くら 正史 | September 05, 2006 10:50 AM
再びこんにちは、モモタロウさん。
私のブログのカテゴリー「アトピー」「心と体」の中でそれらについて思うことを書いています。ですが、ステロイドからの離脱に関する記事はまだないんです。今、HP開設に向けて準備中です。そっちにはバッチリ載せますので、もう少し待って下さいね。
私の娘も一時期喘息を患いました。
腹式呼吸、乾布摩擦、ピークフローメーターの値を計ってその結果に基づき、勝手に吸入薬の回数を調整したり・・・いろんな事をやりました。おかげで今では完治しています。
喘息の方はこの時期お辛いですね。
Posted by: めりはり | September 05, 2006 04:25 PM
正史さん
BBSないんです。楽天のように。
国家神道とは、明治時代に急ごしらえで
作られたものだったんでしょうね。
すこしずれますが、
東京裁判のとき、唯一日本を弁護したインドの
パール判事は
「欧米人の意識の中には、我々東洋人に対する
人種的差別が潜在しているのは否めない」
と言ったそうですね。
インドはイギリスの植民地となって、大変な
痛みを与えられた。そこから生まれたのが
ガンジーですよね。
私たち現在の日本人がやらなければならないのは、
軍事的、経済的にも、・・・医療的にも、
いまだに占領のようなことが行われているわけで、
この現状を脱して、いい世界を創っていくことだと思います。
いっしょに、やりましょう!
(気合ばかりで、何をやっていくのだという
話にもなるのですが・・・笑)
Posted by: モモタロウ | September 07, 2006 11:11 AM
めりはりさん
え、娘さん、ぜん息治ったんですか。
これは、この点についても、ぜひ、めりはりさんから
勉強しなければならない。
実は、ちょうど、まずはぜん息を治った人を
探して、そこから学ぼうとしていたのです。
HPですか、ぜひ解説してください。治った人の情報と
いうのは、とても大切です。
(独白「はよう、めりはりさんのところ、おとずれなければ・・・。」)
Posted by: モモタロウ | September 07, 2006 11:18 AM