自分に正直に生きるために「耐える」
「自分に正直に生きる」ために、
「耐える」ということも大切だ。
自分に正直に忠実に生きる、というと
前へ前へというイメージがあるが、
停滞の中で、ただじっと耐えながらも
自分に正直に生きることはできるのだ。
「耐える」というと今まで、どこか暗くて、消極的で、
古臭い精神主義的な臭いを感じて、
まともに見つめてこなかったけれど、
近頃、その言葉の意味をかみ締めてみればみるほど、
今まで自覚していたのとは別の味わいが
ある言葉だということに気づく。
だからこそ、多くの人々が、この「耐える」、
「忍耐する」
という思念によって、
人生の寒風にさらされ、
凍える体をぶるぶるふるわせながらも、
歯をかみ締め、涙をながしながらも、
生き続けてこられたのだろう。
「耐える」という言葉は、今、この瞬間、
誰をささえているだろうか・・・
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