四耐
曽国藩の「四耐」。
冷に耐える。
苦に耐える。
煩に耐える。
閑に耐える。
人間は結局は他人のことには冷たいもの、
当然、苦しみはしんどいし、煩わしいこともいやだが、
このごろ、「閑」というものが身にしみる。
「閑」はへたをすると、じわりじわりと自分が根っこ
から腐っていく。
「四耐」の他のものはそういうことはないだろう。
忙しすぎて「心を亡くす」ということもあろうが、
腐りはしないような気がする。
「閑(ひま)」なとき、
ふと、「このまま朽ち果てていくのか・・・」
とけだるさにつつまれることがある。
突然、絶望に陥るのではなく、
じわりじわりと進捗して、
いつの間にか自分のどっかが
「腐って」いくようで実に恐ろしい。
かといって、どうしようもないときは
どうしようもないので、
「耐える」しかないのだ。
そういうときは・・・。
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Comments
四耐について調べていたら、きびだんごさんのブログに行き当たりました。
閑についてお悩みなんですね。私は煩です。忙しくても心を失わないように
しなければ・・・。
イシハラさん
コメント、ありがとうございます。
イシハラさんは、もしかして私の存じ上げている石原さんでしょうか。
私は今は、“煩”になりつつあります。
勝手なものですね、こうなると“閑”にこがれています。
安岡正篤老師は、“忙中閑あり”ととかれています。
忙しさの中にこそほんとうの閑(かん)がある、
心を失わない工夫、私もしたいと思います。
キビダンゴのモモタロウ
Posted by: イシハラ | May 10, 2009 04:21 PM