自分の“とんがっているところ”をさらに鋭利にするために病を受け入れるということ
「得手に帆を上げる」とは
自分の一番、“とんがっているところ”を
さらに鋭利にし鋭敏にしていくことだ。
その部分を常識や道徳、宗教、合理性・・・に
適っていないからといって、安易に
へし折ったり、鈍磨させるべきではない。
「角を矯めて牛を殺す」ようなことは
してはならない。
その“とんがったところ”は時に
その人の心や身体の病、障害、
変わった性癖や病とはいわれなくても
病的な部分等と、
裏腹な関係にあることが多い。
だから、無闇にその病なら病を
抑え付けてしまうと、「牛を殺す」
ようなことになりかねない。
だから、自分が「殺されない」ためにも
病や一般社会では一見異常と
思われるところでも、
全面的に受け入れてくれるような人、
つまりまるごとの自分を愛してくれる人と
できるだけ共に歩んでいくべきなのだ。
そして忘れてならないのは、
その共に歩んでいく人の
一人が自分であるということだ。
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