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December 15, 2006

人類の意識を転換するために苦しみに身をゆだねる

多くの識者が語るように、地球や人類は大転換期を迎えている

ということをぼくは信じている。

ぼくが信じようが信じまいが、

少なくとも、地球という生命体は瀕死の重傷を負っている。

どうやら、このまま行けば人類は滅亡してしまうのではないかという

くらい、危い状態にあるというのは事実のようだ。

それなのに、われわれはまっ逆さまに転落の一途をたどってきた、

そして、もうすでに、デッドラインは目睫にせまっている、いや

超えてしまったのかもしれない。

(ジェームズ・ラブロック著『ガイアの復讐』参照)

人類はそこから抜け出せないのだろうか。

もう駄目なのだろうか。

やはり、識者の間で、言われているのが、

その人によって表現方法は異なるかもしれないが、

もうほとんど回復は難しいのではあるけれども、

残された道があるとすれば、

“意識の転換”ということである。

人類の、人間個々の意識を高めるということである。

残された唯一の道は、それしかないというのである。

(アーヴィン・ラズロ著『カオス・ポイント』参照)

別の表現をすれば、

もし生き残りたいなら、意識の転換の波に乗れ、ともいう。

その波に乗るとは、「愛」の意識をもつということであろうか、

「つながり」の意識を持つことであろうか。

「地球大」、「宇宙大」へと意識を広げることだろうか・・・。

どれも、意識的に行う場合、自分には難しいような気がする。

「1人1人の意識を高めなければ人類は滅びるのだ、

自分も滅びるのだ」ということを信じて、

そういった努力を持続するという自信はない。

明らかにそれをやった方が得であるという

他のことでも、長続きしないのだもの。

それに生き残るために、

あえて自分の意識を変えようとするなんて、

利己的な感じもする。

ただ、これだけはいえる。

われわれは、さまざまな苦しみを背負っている。

体の病、心の病、経済問題、家庭問題・・・、

その他、あらゆる、現代人が嘗めている苦しみ・・・。

それらがすべて、意識を転換している

―個人の、そして人類の意識を高めるために

役立っている、いやむしろ、そのために、それらの苦しみは

存在しているのではないかということだ。

そして、それらの現象が世界で起き、日本において特に

顕著に現れているというのは、日本人が鋭敏であるということの

現れではないだろうか。

鋭敏であるからこそ、そういった意識下からのメッセージを

キャッチしてしまう。

ニートしかり、引きこもりしかり、心の病しかり、

自殺しかり、ホームレスしかり・・・

それらの“苦しみ”こそが、すでに“意識の転換”をしているのであり、

“意識”を高めているのではないだろうか。

もしかしたら、人類が滅びずに新しい世界がきたとき、

今、何も感じないで生きている人よりも

今、そういったことで苦しんでいる人たちの感覚の

方が正しかったという時代がくるかもしれない。

だから、われわれができるのは、何も「意識を変えよう変えよう」と

もがくのではなく、その“苦しみに身をゆだねる”だけでいいのかもしれない。

そうすれば、自然に意識が転換され、高められ、

来るべき、新文明の住人になれるのではないだろうか。

当然、病なら病の治療に当たったり、

ニートならそこから脱出しようという

現実的な努力も大切。

ただ、その行動の一方で、

地球や人類に引き起こされている大潮流に、破壊の方じゃなくて、

次元を高める方向に、“意識をゆだねる”ということが

大切なのではないかと思うのだ。

もし、このわれわれの今現在の“苦しみ”に

ほんとうに、そういった意味があるのならば、

それに身をゆだねることは、

今、直面している“苦しみ”からの

解放につながる“王道”であるかもしれないのだ。

(※金、土のテーマ、

「ものを創る」、「表現する」とちょっとずれますが、

何を創る、表現するにも、

意識というものは大切であるということはいえます。

そして、来るべき世界への潮流にのって“表現する”、

一方で、旧時代のものを吐き出す、

その両方の表現、つまり“創造”と“破壊”、

いずれかの表現というものがきっとあるのです)

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