子どもの喘息、薬を飲む前にやること
今の季節、子どもの喘息で悩んでいる
親御さんは大勢いるでしょう。
特に、夜に発作が起きる、ひどくなるという人が
多いと思います。
それは、夜は自律神経が副交感神経優位の状態
となるからですよね。
発作が起きても、ほんとうにお医者さんから出された
薬をこんなに頻繁に飲ませちゃっていいの?
という疑問をもつ、お母さんもいるでしょう。
また、救急車を呼ばなければならない状態まで
発作がひどくなる子もいるでしょう。
そういう人に、おすすめなのは、
まず、部屋の窓を開けてみることです。
ほんの1分や2分だけでなく、
部屋全体の空気が入れ替わるまで、
しばらく空けてみてください。
ちゃんと、特に子どもやご自分の体、
特に、下半身を冷やさないような状態に
して、換気をしてください。
うちの子、モモイチロウ(現在4歳)で
実証しているのですが、かなり効果があります。
もしかしたら、飲ませたくない薬を飲ませないですむかもしれませんし、
発作は止まらなくても救急車で運ぶほどの、発作には
ならないですむかもしれない。
これがなぜ効果があるのか、可能性があるのかというと
窓を開け放つことによって、室内の気温が下降し、
冷たい外気を呼吸することによって、
自律神経の針が副交感神経に傾いていたのを
交感神経の方にふらせるからなのです。
これは安保徹教授(新潟大学大学院教授)の本などを
参考に実践してみて、その効果に気づいたものです。
もし、それをやってみて
だめだったら、薬を飲ませたりすればいいじゃないですか。
ただ、完全に発作が止まってしまうということは
期待しない方がいいです。
ほんの少しでも、発作が楽になればいいという感覚でやってね。
その「ほんの少し」が、できるだけ飲ませたくない強い薬を使わずに
すんだり、量を減らすことができたり、ときには、
救急車で病院で運ばれずに済むきっかけに
なったりしたら、発作が止まっていなくても
実に「大きい効果があった」ということにもなるのです。
The comments to this entry are closed.
Comments
こんにちは、お久しぶりです。
お部屋の換気が効果的だとは知りませんでした。勉強になります。
私がオススメするのは、腹式呼吸です。
大人でも、子供でも、発作時に急に腹式呼吸をしよう!と言われてすぐに出来るものではありません。だから、普段、調子の良いときから練習しておき、いざというときに、さっとできるようにしておくと事が大事かと思います。
うちの子供は水を入れたコップとストローで練習しました。
できるだけ細いストローを用意し、そーっとブクブクと泡を出します。
ゆっくりながーく、息が続く限り息を吐く練習をするんです。吐ききったら、ゆっくり息を吸います。
それだけで腹式呼吸になっています。
いざ発作が起きたときにも、ブクブクさせてこともありました。
また、これはちょっとしたコツがいるし、文章では説明しにくいのですが、
子供の吐く息に合わせて、胸腔を圧迫してあげる方法も効果的でした。
あばら骨全体を両手で挟んでこころもち上に押し上げる感じですが、これは間違ったやり方をすると余計苦しくなりますので、なんなら主治医に聞いてみて下さい。
Posted by: めりはり | December 09, 2006 09:06 AM
ありがとうございます。
部屋の換気はけっこう効果があります。
ところで、腹式呼吸。ストローはやってみる価値あるでしょうね。
ぜひ、子どもにも、自分でも試してみようと思います。
複式呼吸(丹田呼吸法やその他の呼吸法)は
ぼく自信は、いろいろなのを試しています。
ただ、ストローはやっていませんでした。
口をすぼめて吐くというのは、効果的であることは
日々実感してますが・・・
子どもには、複式呼吸といっても難しいので
ストローはいいですね。普段、遊び感覚で練習できそうです。
胸腔を圧迫してあげる方法、どこかで聞いたり、読んだりした
ことありますが、やったことはありません。
主治医はそういうの知らないと思うので、
何かで、今度、調べてみようかなと思います。
Posted by: モモタロウ | December 09, 2006 09:26 PM
胸腔を圧迫してあげる方法、なんて言ったかなぁ・・・。
娘の発作時に何度かやったところ、発作はおさまりませんが、呼吸は楽になったそうです。病院に着くまでの車の中とか、吸入薬が効いてくるまでの間にやってました。
昔の資料を探してみますね。
Posted by: めりはり | December 10, 2006 12:01 AM
めりはりさん
ありがとうございます。
無理しない範囲で、よろしければお願いします。
4歳の息子の喘息も、薬可能な限り使わないように、
してますが、
40を超えた私も、もう1度チャレンジしようと思っています。
(5年前のように、一気に薬を捨ててしまうのは
危険なのでしませんが)
生活(仕事など)も可能な限りそれ(体)に合わせて
選ぼうと思っているくらいです。
ですから、息子さんとともにステロイドを離脱されためりはりさんにも
ぜひ学ばせていただきたいと思います。
Posted by: モモタロウ | December 10, 2006 10:06 PM