頽廃と驕りの日本~ある歌手に想う
森進一は堕落している。
もう駄目ではないか・・・。
それは、著作権に触れたということではなく、
あの「おふくろさん」の歌詞に、
あのフレーズをつけ、
たとえ、自分がつけたのではないにしても
何年間も歌い続けたという感覚がどうみてもおかしい。
しかも、今に至っても、そこに対する反省があるとは思えない。
(テレビのワイドショーやニュースで見る限りだが・・・)
本来の「おふくろさん」の心と
まったく違うではないか。
なぜ、それがわからないのか。
極貧から身を起こして、弟や妹を1人で育て、
歌手になったというが、
その頃のことをすっかり
忘れてしまったのではないか。
これは、森進一だけの問題ではない。
戦中・戦後の貧しい中から復興を遂げ、
豊かになったわれわれ多くの日本人、
―たとえ、戦中・戦後を体験しなくても同じことだ―
われわれ日本という国は
頽廃と驕りの中で、一番、大切なものを忘れてしまったのではないか。
森進一が現在の日本の姿であるように見えて仕方がない。
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Comments
実に 同じ思いです。
封印する権利もありません。
詩やことばを読みとる心の欠如
思い上がり以外の何物でもないようです。
raku-saさん
母親の自分のことよりも、世の中の傘になれよ
といったことを母が息子に伝えるときの気持ち・・・
母親は、ほんとうに偉大です。
Posted by: raku-sa | March 20, 2007 10:04 PM