悪化するインディオの健康状態
ブラジルにはインディオ(先住民)が住む。(中略)
穀物地帯マトグロッソ州などに広がるシングー地域。保護区の間際まで大豆畑や牧場が迫る。農薬が川に流れ込むことで飲み水が汚染されているのだろうか。ひどい下痢を訴えるインディオも多い。焼き畑の煙で肺をやられたと訴えるのは、子どもたちだ。
同州コリデルにあるインディオ向けの治療所は約100床のベッドが常にいっぱい。治療所チーフのベモーロさんは村々を回りインディオの健康状態を調べる。「80年代初めから問題が起きてきた。水質などをしっかり調査する必要がある」
(後略)
2007年11月19日朝日新聞夕刊「地球異変 アマゾンで『開発の波 先住民を圧迫』」より
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