病は「正常」!・・・?
1つの見方をすれば、
病とは、バランスを取るためにつくられるものである。
健康がただ普通にしていて
バランスが取れている状態であるとすると、
病とは崩れたバランスを取り戻すために発生するものである。
だから、少しわかりにくいかもしれないが、
より広い目で見れば、
病がある状態は、バランスが取れた状態なのである。
シーソーを例に取れば、
右に乗った子どもと左に乗った子どもがちょうど同じ体重で、
左右均衡に保たれている状態が“健康”だとしよう。
ところが、片方の子ども(たとえば右)が重いとすると、
左右を均衡に保つには、軽いほうの子どもの側に
何か“重石”を乗せなければならない。
その“重石”にあたるのが、“病”なのである。
“病”があってこそバランスが取れるのである。
だから、“病のみ”を見ると「異常」に見えるだろうが、
より広い視野で見れば、
“病”によって全体のバランスが取れている
“正常”な状態なのである。
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