日本語は経(たて)がほんとう
日本人はいつから、
こんなに従順な民族になってしまったのか。
たとえば、パソコンの横書き。
腹立ってきませんか?
こうしたブログも、普通のホームページも、
メールも、みんな横書き。
ウインドウズにくっついているワードだって
縦書きにしたことがある人は分かるだろうけれど、
横書きより使いにくい。
そもそも日本語は縦書きでこそ、一番生きてくる
言語ではないだろうか。
横書きにすると、「魂」―「霊」が抜けてしまいやすい。
(自己流の)言霊(ことだま)的な見方からいうと、
縦―経(たて)とは、経に燃える「火」であり、
「霊(ひ)」であり、日本の「日(ひ)」である。
縦書きで日本語を読むと、ストンと腹(丹田)に
言霊が落ちてくる。
緯(よこ)―横書きにすると、右の耳から左の耳へと
スーッと抜けやすい。
(あくまで独自につかんだ、自己流の解釈ですが・・・)
それなのに、日本語に横文字(英語など)を引用したとき、
縦書きだと入れにくいだと?
英語に合わさずに、日本語に合わせろ!
と、なぜいえないのだろうか。
もっと、怒っていいのではないか。
日本語の横書きの問題も、
長い目で見れば、民族の存亡にかかわる
重大な事であると、ぼくは思っているのだけれど、
それでだけではない。
一事が万事―この通りに
ありとあらゆるものを、
従順に許してしまっている。
日本の歴史がそうであったように
受け入れることはとても大切だけど
いくらなんでも、
アイデンティティーに関するところは
絶対に入り込ませていけない。
従順であるべきではない。
それなのに、どんどんどんどん
入り込ませてしまっている。
だから、多くの日本人が
自分を見失ってしまっているのだ。
「魂(霊しい)」が抜けた「からだ(空だ)」に
なっているのだ。
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Comments
高校生の時、私のノートを見て母が言いました。
「あんたの字、横書きと縦書きでは別人ほど違うね」と。
横に書くとひとつひとつの文字が離れてて記号みたいで
気持ちが全然入ってない汚い字なんですよ。
日本語って文字と文字のつながりの美しさにあるんじゃないかな。
平仮名は元々そういう風にできてるでしょ?
私、未だに横に文章が書けないんです。
パソコンは仕方ないとしても、手書きはどうしても縦。
でもそうすると読みにくいと言われてしまいます。
活字しか見なくなった世代には受け入れられない。ちょっと悲しい。
「丹田に言霊が落ちる」すごいわ、この表現。感動!
Posted by: mayu | December 13, 2007 12:10 PM
mayuさん
じつは、この文章も、わざわざ縦書きしてから
コピーしたのです。
丹田にビビッときました?(笑)
「日本語って文字と文字のつながりの美しさにあるんじゃないかな。
平仮名は元々そういう風にできてるでしょ?」
そうですね!!
だから、"鑑賞”までされちゃうのでしょうね。
いい勉強になりました。
ありがとうございます。
今度、mayuさんの縦書き、ブログで見るの
楽しみにしてます!←あ、そうだ。無理だったぁ。
Posted by: モモタロウ | December 13, 2007 01:35 PM
こんにちは。
たまたまこちらの記事のみ拝見させていただきました。
> 横書きにすると、「魂」―「霊」が抜けてしまいやすい。
というあたりを読んでピンと来ました。
縦書きというのはどうやらスピリチュアルなネタになりそうですね。
Posted by: アポロ | January 12, 2008 06:21 PM