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April 22, 2008

“いま”は“なま”

                                           

ほとんどこのブログがメモのようになっている。

そのせいか、1時間ほど前に気付いたことをノートにメモし、

それをブログに起こそうとしたがどうもできない。

できることもあるだろうが、さっきはできなかった。

なぜか。それは“いま”から遠のいてしまったからに

違いない。ノートにメモしたものを少したって

パソコンに書き写すという手順をふむことによって

“いま”からはなれ“なま”ではなくなってしまったのだ。

だから、口に入れる魅力がかなりかけてしまった。

もっとも、ブログにする場合でも、

いつもこうしてワードに書き起こしてから、

ブログにしているのだが、

ワードからブログへと貼り付ける瞬間のことだけだから、

腐りにくいのだろう。

ところが、ノートに書いた走り書きを修正して、

パソコンにうつという作業をしているうちに

どんどん時間がたっていく。

ましてノートにおいたままだと、腐ってしまうか、腐らないにしても

古びたものになってしまう。

そこから取り出して、書き上げるという事は、

それが少しでも“いまの自分”に魅力が感じられるものとして

意欲をそそられながら文字にすることをするならば

新しく“なま”のものをはじめから作るということと

限りなく似た作業であるのかもしれない。

過ぎ去った時の中にいる自分と、いまの自分とはちがう。 

「“いま”は“なま”」という視点でみればよくわかる。

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