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April 22, 2008

才能に代わりうる可能性を秘めたもの

いま、ひとつ危惧していることがある。

現在は基本的に喘息を

薬で止めさせていただいているのだが、

喘息を人工的に止めずに正面から向き合って

いたときのほうが、より刺さることばを発せられて

いたのではないかということだ。

読んでくださった方の反応も

ちがうように感じている。

薬を使わないで、呼吸困難の只中で

日々暮すという肉体と精神のぎりぎりの状況にこそ

人を生かさなくても突き刺すことばを

発するという可能性が秘められているのかもしれない。

それは才能のない者に與へられた天与の

ものかもしれない。

自分にとって唯一、

才能とは異うけれども、

代用になりうるものかもしれない。

と淋しく期待しながらも、

あの“地獄”にまた戻ることに、

おびえ、ふるえている

自分がたしかに存在している。

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