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April 22, 2008

脳で考えるのではなく台本上で考えるのだ

                                     

                                   

芝居の台本も、テレビの台本も、

シナリオも、小説も、

本質的には変わりはないのだと

教わってきた。

やはり現在でもそう思うのだが、

そこから離れてむしろ、

違いを前より感じている。

一番の違いは、芝居の台本も、

テレビの台本も、シナリオも、

小説も、脳やハートで

考えるというよりも、

芝居の台本の上で、

テレビの台本の上で、

シナリオの上で、小説の上で

考えるということだ。

よく芝居や映像を思い浮かべて…

ということが言われ、

そこに携わるものにとって、

それはあたりまえのことだが、

やはり芝居なら芝居の台本の上で、

テレビならテレビの台本の上で、

・・・・、と

書く人は考えていることには

違いはないのだ。

脳もハートもその台本上にできる。

別の表現をすれば、

芝居なら芝居のことばで、

テレビのバラエティー番組なら

バラエティー番組のことばで、

・・・・考えるのだ。

そして、そのことばは、

どこか離れたところにあるのではなく

台本上に、原稿用紙上に、

パソコン画面上にあると考えるのが妥当だ。

台本から離れたことばなど、

演出ではなく台本をかくものにとって、

芝居でもテレビでも、

シナリオでもありえないのだから。

ただ、この考えはテレビからも、

シナリオからも離れ、

戯曲も小説も書かない者の

たわごとに過ぎないかもしれないが。

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