右目を取り外しました・・・
今日ぼくは右目を取り外し、
パソコン用に換えた。
この目をつけさえすれば、
画面に向ってキーボードを
打つだけで、
直接データを脳に書き込むことが
できる。
つまり、パソコン・ディスプレー上に、
自身の脳の中身を
さらけ出しているのと
同じことになる。
こうなると、
いかにも、自分が薄っぺら
人間だということが
白日のもとにさらされてしまう。
CGによって、
立体的に見せられているのだが、
自分の脳という迷宮は
こんなにも単純だったのか
とあきれるばかりだ。
もちろん、
他の人間には決して見せたくない。
ならば、キーボードで、
脳の中にデータをどんどん
打ち込んでいって、
内容を豊富にすればいい
と思われるかもしれない。
ところがどっこい、
データをいくら押し込んでも、
脳の構造自体は
変ることはない。
つまり、ディスプレー上の
CGでいえば、
迷宮を構成する壁は
どんなことをしても、
量を増やしたり、高さや幅を
変えたりしても、
決して変化することはないのだ。
・・・・・
↑これはもちろん、ぼくの
想像の世界。
でも、近い将来、人類は
同じようなものを開発するのでは
ないか・・・
リバーシブルのコンタクトでなくて
“つけかえ用の眼球”が
ここ数年間の間に、
開発されるかもしれない。
こうした未来が、ぼくたちにとって、
とくに子どもたちにとって、
いい世界なんだろうか、
それとも最悪だろうか・・・
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