空の鳥を見よ~新約聖書の文語訳と口語訳、英文訳
クリスチャンではありませんが、文語と口語の違いは、聖書によく表れています。 新約聖書より、その例をご紹介します。
(文語訳)
空の鳥を見よ、播かず、刈らず、倉に収めず、然るに汝らの天の父は、これを養いたまふ。汝らは之よりも遙かに優るる者ならずや。
(口語訳)
空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。
(英文訳)
Look at the birds of the air;they do not sow or reap or store away in barns,and yet your heavenly Father feeds them.Are you not much more valuable than they?
(以上、マタイ伝第6章26節より)
(文語訳)
汝らの中(うち)たれか思ひ煩ひて身の長(たけ)一尺を加へ得んや。
(口語訳)
あなたがたのうちだれが、思い悩んだからといって、寿命をわずかでも延ばすことができようか。
(英文訳)
Who of you by worrying can add a single hour to his life?
(同27節より)
The comments to this entry are closed.
Comments