みんなちがって、みんないい
『日本語であそぼ』という
子供向けの番組の最後に、
Konishiki(小錦)が歌をうたう。
正式なタイトルは知らないが、
金子みすずの詩『わたしと小鳥とすずと』に
曲をつけたもので、
繰り返される
「みんなちがって、みんないい」
というさびが印象的。
金子の詩だということは
ついさっき知った。
Konishikiってもっと歌がうまかったように
覚えているのだが、
彼の歌にはハートがあるから、
胸に響く。
保育園に行く途中、
息子と
♪みんなちがって、みんないい~♪
なんどもなんども
同じところを歌いながら歩いた。
歌詞を覚え切れなかったのだが、
金子みすずの詩だと
知っていれば、
すぐに調べられたものを・・・。
もっとも、この歌の
一番いい部分、
そこを口ずさむだけでも、
充分、しあわせな気分になれる。
子供と歌いながら、
働き盛りであるにも
かかわらず家にいて、
毎日のように保育園に送りに行く
めずらしい父親である
自分のことを
考えていた。
わたしと小鳥とすずと
金子みすず
わたしが両手をひろげても
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地べたをはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんなうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
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