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November 21, 2008

みんなちがって、みんないい

『日本語であそぼ』という

子供向けの番組の最後に、

Konishiki(小錦)が歌をうたう。



正式なタイトルは知らないが、

金子みすずの詩『わたしと小鳥とすずと』に

曲をつけたもので、

繰り返される

「みんなちがって、みんないい」

というさびが印象的。



金子の詩だということは

ついさっき知った。



Konishikiってもっと歌がうまかったように

覚えているのだが、

彼の歌にはハートがあるから、

胸に響く。



保育園に行く途中、

息子と

♪みんなちがって、みんないい~♪

なんどもなんども

同じところを歌いながら歩いた。



歌詞を覚え切れなかったのだが、

金子みすずの詩だと

知っていれば、

すぐに調べられたものを・・・。



もっとも、この歌の

一番いい部分、

そこを口ずさむだけでも、

充分、しあわせな気分になれる。



子供と歌いながら、

働き盛りであるにも

かかわらず家にいて、

毎日のように保育園に送りに行く

めずらしい父親である

自分のことを

考えていた。



わたしと小鳥とすずと 
        金子みすず
    

わたしが両手をひろげても
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地べたをはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんなうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。 

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