ホームページはホームページではない?
今は、もはやホームページも
重要な表現の一形式だと思い、
HTMLに関する本を購入した。
シェークスピアの時代は、
演劇が最先端のメディアだった。
ヴィクトル・ユゴーは当時、
やはりもっとも新しいメディアであった
出版を自分の思想を
広げるツールに使った。
現代においては、
インターネットであろうということで
学ぶ手段として、
歴史からみると伝統のメディアである
“出版物”を買ったというところに
ネットを使いこなすものから見れば、
もうすでに、感覚がズレている
のかもしれない。
その本を読んで
驚いたのは、
「ホームページをホームページと呼ぶのは
素人だけ」
とあったことだ。
ようするに、わたしのような素人が
ホームページと読んでいるのものは、
正式には「Webサイト(ウェブサイト)」
と呼ぶそうだ。
そして、その中の1ページを
「Webページ」という。
それでは、「ホームページ」という言葉は、
本来、使うべきではないものかと思えば、
インターネットを起動した時に最初に
表示されるページのこと、
それが「ホームページ」なのだそうだ。
つまり、
ウインドウズのInternet Explorerを起動して
〔ツール〕メニューの
〔インターネットオプション〕を
クリックした時、
一番上に書かれている「ホームページ」、
これが正式な使い方なのだ。
なんと今まで自分は「Webサイト」という
言葉は、
「ホームページ」をかっこつけて
呼ぶ言葉だと思っていた。
それでいつもは「ホームページ」と
言って、ときおり「Webサイト」と発していた。
今更、かっこうつけてもしょうがないと
思ったためでもある。
かっこうつけるもなにも、
言葉の意味がちがうというのに・・・。
20代のころ、
ある女性ロック・シンガーの前で、
作家であるにもかかわらず、
覚醒剤や麻薬のことを
「まやく(麻薬)」「まやく(麻薬)」と連呼していて、
「“クスリ”とか“ヤク”と言え!」
と指摘されたときの
恥ずかしさを思い出してしまった。
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