亡くなった飯島愛さんの生活
飯島愛さんが亡くなられたのは残念だった。
テレビの画面で見るばかりだったが、
直観力がするどく、どぎついことを
ズバリというけれど、
人生のどん底を経験しているせいか、
どこかやさしさが感じられた。
自分と同じく避けようもない
人生の起伏に翻弄されている
人に対して、
心底思いやりをもって接することが
できた人ではなかったか。
実際、共演者いわく、
困っている人をみると、
見てみぬふりができず、
手を差しのべていたらしい。
ここのところ
精神疾患にかかっていたようだが、
以前見たある番組で、
飯島愛さんの日頃の生活ぶりを
おもしろおかしく紹介していたが、
それを思い出す限りでは
今回のような結果に終わったのも
必然のように思える。
仕事から、うちに帰ると
ソファーでテレビをみている、
腹がすくと、
コンビニでパンのようなものを
買ってくる。
小食である。
ほんとうにこれで栄養になるのか
というような、
しかも添加物がたっぷり
入っているだろうものを
少しだけ食べて、
またテレビを見て、
着替えもせずに、
いつのまにか、テレビも電気も
つけっぱなしで、
ふとんもかけずに
ソファーで寝てしまう。
そして、起きて、
仕事に出る・・・
日々その繰り返し。
そんな生活ぶりだったように覚えている。
一言でいえば、
めちゃくちゃである。
スタジオでは
皆、笑っていたが、
彼女の生活を評した
医師が、このままでは
体を壊してしまう、
早死にしてしまう、
とコメントをしていた。
その記憶が正しかったとしたら、
医師の忠告どおりに
なってしまったわけである。
精神疾患だったというが、
うつなどの精神病も
身体から来ている場合も
多いだろう。
現代人の多くが肉体的な
欠陥を抱えているからこそ、
うつにかかる人が
激増しているのではないか。
心に欠陥があった、
さびしかったからこそ、
投げやりな生活に
なってしまったということも
考えられるが、
それにしても、
もうちょっと生活を規制できていれば、
身体の状態もよく
心の問題ももっと深刻ではなく
今回のような重大な結果に
いたらずに済んだのではないかと
しごく残念である。
非行に走り、体を売り、
AVに出演して、
その後、
売れっ子タレントになる・・・。
誰もが真似のできない
波乱の人生だったのだが、
誰もが自分の人生に
照らし合わせてしまうような
稀有なキャラクターの
持主だった。
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