心、平なれば、寿し
川上正光訳『言志後録』
(佐藤一斎著 講談社学術文庫)の
「第43条 養生の道」の付記に、
訳者は、こう書かれている。
(前略)
養生の極意を一言で云えといわれれば
私は当座にこういおう。
「心、平(たいらか)なれば、寿(いのちなが)し」白楽天
どうしたら、このPerfect Peace of Mind が得られるか。
これが大問題なのである。
ガン患者の団体、
ガンの患者学研究所では、
ガンを海に浮かぶ氷山にたとえて
海面に出ているのがガン(結果)、
その原因として
海面のすぐ下に
「ライフスタイル」、
その下に
「食」、
そして一番下に、ガンの根本原因として、
「心 ストレス」。
といった「原因と結果」の図を
描いている。
そして、その解説にはこうある。
ライフスタイルの乱れ、
食事の乱れ、
心の乱れ、
大きく整理すると、この三つが、ガンの原因です。
以上、ガンの患者学研究所のサイトより
http://www.naotta.net/about/think.html
自分が見てきた狭い範囲内であるが、
心平(こころたいらか)でない人間で、
ほんとうに健康で
長生きしている人(80代90代以上)を
見たことはない。
1100年以上も前の
白楽天(白居易772- 846)のことば
「心、平なれば、寿し」は
永久不変の真理なのであろう。
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