自己否定について②
(前回よりのつづき)
それにしても、冷静に考えてみると、動きがにぶいとか、物事が長続きしないとか、顔が変だとか、手足が短いだとか、心が暗いだとか・・・いろいろといっちゃもんをつけて結局は自己自身を否定しているのですが、それも変な話です。
なぜなら、否定している自分で否定しているのですよ。ほんとうに自分が否定されるようなひどいものなら、その自分がする「否定」という判断はおかしいものになると思いませんか。だったら、そんな判断を信ずるべきではないでしょう。
おそらくみんな全面的には自分のことをほんとうにひどいものだと思っていないのでしょう。つまり、自分を全否定しているわけではない。動きがにぶいとか、物事が長続きしないとか、顔が変だとか、手足が短いだとか、心が暗いだとか・・・、そう思い感じている認識は正しいとおもっているからこそ、こうした欠点だと思っていることを気にかけることができるわけです。根本では自分を認めているわけです。
(次回へつづく)
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