どろどろを表現したい①
深夜、風呂に入っていて、自分が作家を志したのは内側にあるどろどろとしたものを表現したかったからだけではないかとよぎった。
それは目に見える形ではなくて残念だが、ほんとうにどうしようもないくらいねばっこくて、きたなくて、ひねくれたなにものかが、姿かたちはなくともたしかに自分のどこかに存在する。
この形のないものを吐き出すためにこの世に生まれてきたのではないかと、じつに勝手な想像をしている。しかし自分のどろどろを表現するには、それなりに訓練をしなくては誰もみてはくれないし、そもそもそれなりの技術を得なければ表現そのものが不可能である。
(次回へつづく)
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