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April 04, 2009

絢香と水嶋ヒロの電撃結婚!~不遇と表現の関係性~①

「電撃結婚!水嶋ヒロ」

昨日(43日)、家族で電車に乗っていたら、どこかのおじさんが読んでいるスポーツ新聞の一面に、こう文字が踊っていた。

おじさんは見かけによらず律儀な人なのか、座席で新聞を折り曲げて読んでいる。だから、われわれからは一部分しか見えない。

わたしは妻にいう

「水嶋ヒロって誰?」

「仮面ライダーカブトの人よ。今、人気あるの」

「ええ?彼の結婚だけで一面にのっちゃうの?きっと、相手も人気がある人で、ビッグカップルなんだよ」

「そうかなあ。今、水嶋ヒロもかなりの人気よ」

「いくらなんでも、結婚して彼一人だけでスポーツ新聞の一面にのるほどの俳優になったとは思えないな」

と私。スポーツ新聞はおじさん向けなのである。どれだけの(私も含めて)おじさんが水嶋ヒロのことを知っているだろうか。それに、彼のことはよく知らなかったが、私は一応、業界(テレビなど放送業界)にいた者である。しばらく離れているがまだ、そのへんのカンは衰えていない。

 おじさんが新聞を開いた。すると、

「絢香」

とあった。水嶋ヒロが向って左、絢香が右。ポジション的に右は前ということ。

「ほらね。相手が絢香ならわかるよ」

                                           

絢香(歌手)の歌声は、昨年の紅白で聞いた。たしか「三日月」だったかな。二十才そこそこの娘が、歌唱力は別としてなぜあそこまでのハートを出せるのだろうか。これも才能なのか、それにしても才能だけで表現できるものなのだろうかと疑問に思った・・・。

たとえば、年齢は少し上だが同世代の歌い手に「友達の歌」の中村中がいるが、彼女は性同一性障害と向き合って生きてきた。その不遇、苦しみの中で生まれたのが「友達の詩」をはじめとした彼女の人の心を打つ歌の数々であろう。一方、絢香のほうは画面で見る限り、元気いっぱいな明るい二十才の女の子である。

                                            

ところがちがっていたのだ・・・。

                                        

(次回へつづく)

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