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April 19, 2009

文章を書く自由、文人の誇り、「志」

小島直記著『志 かつて日本にあったもの』を読んでいて、非常に反省させられた。それは次の部分に象徴されている著者のメッセージによる。

三宅雪嶺は明治四十年十二月四十七歳のとき、京都帝国大学初代文科大学学長就任の勧誘があったが、これを辞退しました。

「先生は、講壇や教壇での講学に全然意を絶ったかというと、そうでなく、先生が嫌ったのは、官の監督制限下に入ること」、「それは要するに文部官吏になること」(柳田泉『哲人 三宅雪嶺先生』)だったからです。

 生涯を通じて権力、権力者に対して接近せず、媚態を示さなかったのが雪嶺であり、だからこそ「大逆人」として死刑になる幸徳秋水の本に序文を書き、「窮鼠・社鼠」の痛烈な弾劾を行うことも可能だったのです。文章を書く自由、文人の誇り、「志」はこうして護られたのでした。(※傍線は筆者)

 自分がネットショップを始めたのも、「書く」仕事をやっていく上で、いざというときは「やりません」といえる環境をつくりたかったことも理由の一つだった。その初心を忘れかけていた。自分で書いて、自分で収入を得る道を開発したたかった。つまり独立である。ビジネスばかりに走っていたのでは「志」からどんどん離れていってしまう。

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