成功するのはいいこと?
ハガキ道で知られる坂田さんが、講演で、「成功者の本を読んでも成功できない。ひとそれぞれ成功の仕方は違うから」といっていました。これはとても励まされます。そして真理ではないかと思います。
坂田さん自身が、仕事ではまるでさえなくて、仕事ではない、趣味といえるかどうかもわからないのですが、ただひたすらハガキを書いて人に送っているうちに中年以降に道が開け、全国的に知られるまでになったのです。成功者の一人といっていいでしょう。
そもそも“成功”という言葉は皆が皆、目指すべき言葉なのでしょうか。別に“成功”するばかりが幸せだとはいえないし、充実した人生だとはいえないと思うのです。
それに、成功というのは、やはり他人から成功者だと評価され認められるからこそ成功者だという要素はぬぐいきれないと思います。
金を得られるか、名声を博すか、地位が上るかそのどれか、またはそのすべてを得た人間のみが成功者といわれているように思います。
中には、人に知られなくても密かに自分の目標を達成することを成功といい、そこに生きがいを感じて生きている人もいるでしょうが、一般的には、社会に知られ評価された人が“成功者”なんだと思います。
つまり、成功の仕方は人によって異うし、生き方や目指すことはさらにもっと多様であるから何も“成功”という言葉にしばられる必要はないのではないかと思います。
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