大局的にものを見る 天台宗大阿闍梨・酒井雄哉氏
大局的にものを見てください。今を大切にして大局的にものを見て、現実の世界と離れるんじゃなくて、大局的な一つの路線を中心にその回りで今の問題を解決しながら、本線を間違えないように生きなさいという。僕が小学校の頃、中学校に入った頃、誰かがそういうことを教えてくれていたらね。坊さんにならねえですんだと思うね。他のことやっていたと思うよ。 酒井雄哉(天台宗大阿闍梨)
先月(2009年6月)BSフジを見ていて、天台宗大阿闍梨の酒井雄哉氏が「若い方に向けてなにか」の質問にこう答えておられた。この大局とはどういうものだろうか。プレジデント2003年9月1日号にはこうある。
―どうしたら「金剛心(仏教のことばで固い決意を示す)」が身につくのでしょうか。
覚悟を決めるというか。腹を据えて実行することかな。ただし、その目標はなるべく大きな視点で考えることが大切なんですよ。一生を貫くような、さらにいえば世界を覆うような大きな視点だね。そうしないと日々の生活に惑わされてしまう。仏教的に言えば「仏様に任せて、あとは何も考えない」ということかな。そうすると一生に何一つ無駄なもののないことがわかってくる。
仏教に帰依していない者がどうすれば大局的にものをみて、志を立てることができるのか。酒井氏のおっしゃっているのは、今、思っている“大局”でいいのだろうか。もっと勉強したい。
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