頭山満 独りでいても・・・(6)
先に紹介した詩人タゴールは、頭山満をこう評している。
ボース氏(インドの革命家)に語って曰く
前回日本に来た時と違って、
今度は真の日本人に接したことを喜ぶ。
頭山満氏に対する余の印象は、
印度古代のリシー(聖人の意、漢字で律師と書くことあり)
を目の前に見るやうな感じである。
詩聖ともでいわれ、ノーベル文学賞を得た
思想家であるタゴールは、
「古代インドの聖人のよう」と
頭山満を評したことを、
われわれ後世の日本人は深く心にとめるべきだ。
そして、
頭山の
「独りでいても淋しくない人間になれ」
とタゴールが自分の詩にも取り入れたと思われる
『スッタニパータ』の
「犀の角のようにただ独り歩め」
と不思議な一致をしているのは面白いと思う。
いのちのちから
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