志少しも退かず~沢庵 (1)
常の凡夫、信力なくして三年五年に知ることに非ず、
学道の人、十年二十年、十二時中、そつとも怠らず、
大信力を興し、知識に参じて、辛労苦労を顧みず、
子を失ひたる親の如く、立てたる志少しも退かず、
深く思ひ、切に尋ねて、
終に仏見法見も尽き果てたる所に到りて、
自然に之を見ることを得るなり。 沢庵『太阿記』より
いのちのちから
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