志少しも退かず~沢庵(5)
『ヒマラヤ聖者の生活探求』という本には、
こうあります。
アメリカ大陸を発見したコロンブスのことを書いて
昨日の夢は今日の現実にほかならぬことを信じ、
且つ知るところにわたしどもは来つつありはしないでしょうか。
ひとかどの事を成し遂げた人で夢想家呼ばわりをされなかった
者がいるでしょうか。
事実、彼のヴィジョンは只の夢でしかなかったろうか。
夢とは、実は、偉大なる普遍心、即ち神によって
植えつけられ、やがて現として提示された
神の理念ではなかったか。
(中略)
神が一切を通じて現われ給う行き方はこんな風ではないでしょうか。
(後略)
※傍線は筆者
『ヒマラヤ聖者の生活探求』では、
人間の中に神があって、だからこそ
人間の力は無限であると言っているのですが、
それは、やはり他力と同じ事を言っているのだと
私は思います。
「志や夢とは、神様に植えつけられるもの」
なのです。(つづく)
いのちのちから
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