欲をなくせば、楽しくなる(2)
欲望を満足させるのは、真の「楽しさ」ではないのだ。
むしろ欲望を無くしてこそほんとうに「楽しめる」。
たとえば、社会に出てからの勉強でもこれを学ぶことによって、
収入を増やすことにつなげる、
または、人から重きを置かれる
などと、欲を持つから楽しくなくなってしまうの
かもしれない。
学生でいえばいい学校に入ろう、成績を上げようと
求めて学ぶから、ほんとうは楽しいはずの学問も
面白くなくなってしまうのだろう。
きっと勉強でも楽しんで行なっている
人の方がものになるのだ。
努力して学ぼうとするよりも、
勉強を好きになるべきだ。
好きになるだけでなく、
さらに進んで楽しむようになるべきなのだろう。
子曰く、
之れを知る者は、之れを好む者に如かず。
之れを好む者は、之れを楽しむ者に如かず。
『論語』
いのちのちから
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