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April 30, 2010

静けさのない寂しさ

雑木林も野原も、畑も、柳瀬川も越えて、

関越を滑るタイヤの音が深夜1時半をおおう。

その音響は、宇宙と、床の中で眠りに落ちている

自分たちとを遮断していることに誰も気づいていない。

僕たちはいつから静寂を失ってしまったのだろうか。

哀しみさえもろくに胸に沁みることのない喧騒の日々。

市の保存樹林の葉陰で、羽毛の中に身を縮めて眠る

雀たちのようにただたえることしか

できないのであろうか。

こうしている間にCPUから絶えず機械音が流れている。

川のせせらぎには光があるが、

パソコン、携帯、水道、冷蔵庫、・・・

部屋の中の音にはどれひとつとっても

“いのち”が見つけられない。

窓を開けると、冷気とともに高速や国道の

アスファルトからはがれるゴムタイヤの

感情のない音がまた差し込んできた・・・。

                                        

静けさのない寂しさに慣れている自分を

今日はじめて知った・・・。

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